逃げきれる?!ひなのトラリピ円安対策

トラリピ

【注意】
この記事は、2022年から急激に進行している円安によるロスカットを防ぐために、ひなが実行している手法を、整理・言語化したものです。
ロスカット回避を目的としているため、手法としては最終的に損失を出して終わる可能性もあります!
参考にされる際は、以上にご留意のうえ、ご自身の状況に合わせてリスクシミュレーションをしっかりと行ってからされるようお願い申し上げます。

ひなのトラリピの基本設定については、下記記事のとおりです。

しかし、2022年、ここまで円安が進むとは正直思っていませんでした。。

安全運用を心がけていたつもりですが、まだまだFX界では経験不足の若輩者ゆえ、円安へのリスクヘッジがあまりできていませんでした。。

そのためここ数ヶ月、具体的には2022年4月~7月現在は、裁量も取り入れた変則的な設定を組んでいます。(不本意ではありますが)

今回は、自分自身の整理も兼ねて、現在の設定の考え方と出口を言語化してみました。

現在の相場の方向性とひなの状況(随時更新)

相場の方向性

基本的には政策金利の動向だけ見ていれば良いのかなと思っていますが、

事前に何かシグナルがあればそれをキャッチしたいので、↓の動画等で適宜情報収集を行っています。

22年後半の相場は、米金利低下+米ドル安+株高?

下半期は米長期金利が低下基調となりそうですが、長期的に見て米ドル高・円安の方向に変わりはなさそうです。

FX/為替予想「ドル円は三角もち合いを上抜けると一段高、豪ドル/円の押し目買いは94.50円超えを確認してからでも間に合う」7月5日(火)川合美智子

豪ドル円も長期的な方向性は円安に向いているので、特に戦略を変更する必要はなさそうです。様子を見ながらでもよさそうです。

※FX会社の発信する情報を参考にした、あくまで私見ですのでご留意を(;^ω^)

ひなの状況(2022.07.06時点)

米ドル円と豪ドル円だけ見てみましょう。

〇米ドル円

7/4の反発上昇で掃けたトラリピは一旦削除。

下がってきたらまた135.5以下も仕掛けます。後半にかけてじわじわ下げていくのなら通貨量減らしても良いかもしれないですね。

〇豪ドル円

調子に乗って上の方でポジションを持ちすぎた気がしなくもない(;^ω^)

ただ、買いはマイナススワップがつかないので、長期トレンドが変わるまでは持っていても問題ないでしょう。

目的

円安によるロスカットの回避 

目的はあくまでこれに尽きます。そのうえで、どれだけ利益を残せるかがこの戦略の肝になります。

設定期間

終期:円の金利引き上げが発表(若しくはそのシグナルが発生) OR 対円通貨の金利の引き下げが発表 (若しくはそのシグナルが発生)されるまで

今般の円安は、諸国と日本の金利差によるものなので、その金利差が縮小される動きがない限りは、円安が継続すると考えて対策を実施します。

やったこと

①クロス円通貨ペア(EUR/JPYを除く)の買い注文

売りポジションを大量に抱えていることによる評価損を抑えるため、反対の買いポジションを持ちます。

この段階では、いわゆる両建ての状態になります。

※EUR/JPYを除いているのは、クロス円通貨ペアで唯一マイナススワップが付与されるためです。

※USD/JPYは2021/12に売りポジションを損切りしているため、現在売りポジションを保有していませんが、今回の円安においてはかなり良い指標となっているので買い注文を入れています。

そのうえで、以下のルールにより仕掛けています。

ガチホではなく、普通に利確していく

ある一定のラインで、今持っている売りポジションと同等の買いポジションを一気に持ち、円安が終わるまで耐えしのぐ…というような、いわゆるガチホ戦略はとりません。

通常のトラリピと同じく、コツコツと利確をしていく設定とします。

なぜガチホではなくコツコツ利確設定なのか、これは個人的な好みになのですが、理由は後述します。

売りトラリピと同じトラップ間隔&2倍の通貨量で仕掛ける

円安方向に動いた時の評価損の拡大を抑えるためには、売りポジションと同等の買いポジションを保有する必要があります。

そのため、売りポジションと同じ間隔&同じ通貨量で仕掛けても効果は薄いです。

ここら辺も個々の状況によって異なるとは思いますが、私は通貨量を2倍にすることで相当数の買いポジションを確保することにしました。

もちろん、通貨量は同じで間隔を2分の1にする方法でもよいと思います。

レンジは狭く、1円ごとに仕掛ける

レンジ設定ですが、基本は円安の現状が続く限り、上値を追い続けます。

そのうえで、円高に振れた際のリスクを少しでも軽減するためにレンジ自体は狭く設定します。

流れは以下のとおり。

・まずは、現在レートを含む1円ごとにレンジを設定して仕掛けます。

・最初のレンジを上抜けしたら、またその上に1円のレンジのトラリピを仕掛けます。

・その際、上抜けしてポジションが無くなったトラリピは一旦削除します。

・上昇する限りは、1円ずつどこまでも追いかけます。(新規設定、既存削除の繰り返し)

・上昇から下落に転じ、下抜けした場合、すぐに下の1円レンジに仕掛けるのではなく、一旦様子を見ます。

・反発して戻り始めたところで、そのレートを含む1円レンジを仕掛けなおしていきます。

②クロス円ペア(EUR/JPYを除く)の売りトラリピの取り消し

①により、コツコツを確定益が積み重なりますが、劇的に評価損を抑えるものでもないため、まだ不安が残ります。

そこで次に行ったのが、クロス円ペアの売りトラリピの取り消しです。

その際、決済注文は残しておきました。(このタイミングで全損確定させる勇気は無かった…(;^ω^))

決済注文を残して売りトラリピを削除することにより、新規の売りポジションを持つことが無くなり、評価損の拡大が少し和らぎます。

結果、高値圏には買いトラリピのみが残ることとなってしまいますが、この戦略の前提が買い方向へのトレンド相場を想定しているので、短期的は問題ないはずです。

③買いで出た利益で売りポジションを損切りしていく

①の買いで積み重なった利益は、もちろんそのままでも良いのですが、まだ含み損が気になるようだったら、利益の一部を損切りに充てます。

損切りは、損失が確定するためマイナスに捉えられがちですが、実は「これ以上損することを防ぐ」手法でもあります。

そのため、①で積み重なった利益はそのまま入金扱いにしておくよりも、損切りに充てたほうが資金効率が良くなるのです。

ただ、必要以上に損切りを行ってしまうとただ損失が積み重なるだけになってしまうので、都度シミュレーションをしながら、いくつポジションを切ればどのレートまで耐えられるようになるかということを計算したうえで行うようにしましょう。

なお、私はマイナススワップが発生するAUD/JPYを中心に損切りを行っています。

出口戦略

この戦略の最終的な勝利条件は

発生した利益-売りポジションの損切額-撤退時の買いポジションの損切額>0

となることです。

幸いなことに、最近の値動きは激しい(高ボラリティである)&取引通貨量を通常の2倍にしていることにより、利益は想定より多く発生しています。

トレンド転換までの期間が長ければ長いほど利益が積みあがる方式なので、個人的には黒田さんにはまだ頑張っていただきたいですね٩( ”ω” )و

撤退時については、トレンド転換を敏感に察知できれば損切額を最小限にすることが出来ますが、まぁそううまくはいかないだろうと思っています。

大方、ずるずると下がってきてどうかなどうかなと思っているうちにドッカーンと下がって慌てて損失確定するのではと思っています。(;^ω^)

ただ、私自身裁量を使った戦略は初めてなので、本当にそうなるのか、それとも意外とシグナルが読めるものなのか、経験したいという思いもあります。

また、ストップロス機能を使えば、損失額があらかじめ計算できるので、利益が計算した損失額を超えれば勝利とする方法もとれます。(上記の理由から私は設定していませんが)

戦略のメリットデメリット

実際に数ヶ月運用してみてのメリットデメリットは以下のとおりです。

【メリット】
〇利益率が良い。(めちゃくちゃ決済される)
〇確定益のため、利益が実質入金になる
〇単純に為替の勉強になる

〇利益率が良い

→取引通貨量を2倍にしているため、同じ値動きでも利益が通常の2倍になります。倍プッシュ。値動きが荒いことも相まって、月ベースだと2~3倍程度の利益が発生しています。

↓直近の成績

〇確定益のため、利益が実質入金になる

→月に10万円の利益がでれば、それは月に10万円入金したことと同義です。入金だけして耐えるよりは、分かりやすいトレンドの波には乗って、入金の手助けをするという考え方もありだと思います。

〇単純に為替の勉強になる

→裁量で取引をしている以上、為替動向(主に中長期的視点)については常にチェックするようになりました。当たり前ですが、触れる情報量が多くなったので、以前より為替に対する知識が深まってきたと感じています。(勘違いかもしれませんがね(;^ω^))

【デメリット】
●以前より頻繁にチャートをチェックする必要が出てきた
●動向の変化など、為替に関する情報を適宜収集する必要が出てきた
●ガチホに比べて、撤退時の損失は大きくなる

●以前より頻繁にチャートをチェックする必要が出てきた

→単純に、裁量で取引をしているため、以前のように週一で為替をチェックして~というわけにはいかなくなってきました。でも最近はチャート見るくらいしかやることがないので良いのかも。

●動向の変化など、為替に関する情報を適宜収集する必要が出てきた

→これも同様ですね。知識が深まるというメリットもあると当時に、それに時間を奪われているということでもあります。

●ガチホに比べて、撤退時の損失は大きくなる

→終わってみないと分かりませんが、一定のラインで売りと同量のポジションを保有するガチホ戦略に比べ、当戦略はトレンドが変わらない限り上値を追い続けるといううものですので、いざトレンド転換となった場合に発生する損失も多くなる可能性が高いです。

さいごに

ちなみに、ガチホ戦略に比べて最終的に損する確率が高いのに、なぜ私がこの戦略をとっているかというと、、

実は結構悩んだのですが、やっぱり、「トラリピ」はコツコツ確定益を稼いでなんぼの手法なんじゃないかなという思いがあるからです。

以前Twitterで拝見したとある方の「売上-経費=利益」という商業的考え方もなんとなくわかってきた気がします。(ただ、それを実践できるかはまた別だというのは今回の相場でもひしひしと感じています(;^ω^))

また、以前までは損失は全く許容できないスタンスでしたが、色々なことを経験するうちに損切りに対する考え方も変わってきました。

今回の相場経験を経て、今後自分の考え方がどのように変化してくのかも非常に楽しみです。

ほぼ書き殴り状態ですが、こんな感じっ!!以上!٩( ”ω” )و

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