【米ドル円運用停止】人生初損切りで見えたトラリピとの付き合い方

トラリピ

2021年12月28日、米ドル円を損切りしました。

スワップを含めると30万円以上の損失です。

上の図でいうと、105~125までのトラップを全て取り消しました。

幸い、115より上は注文が有効になっていなかったのでただ消えるだけでしたが、それより下が痛かったです(;^ω^)

2020年3月にFXを始めて以来、初の損切りを経験しました。

今回はその経験を踏まえ、これからトラリピとどのように付き合っていくべきかを考えたいと思います。

損切りはしない戦略……のはずだった

ひなのトラリピ戦略は、過去15年の値動きを参考に、レンジを広めにとっています。

こうすることで、頻繁にチャートをチェックしたり、仕掛け直したりすることなく、相場が読めなくともある程度放置しながら運用が出来るからです。

また、リスクについても、リーマンショック級の下落を想定し、耐えられる(入金は必要になりますが)設定にしています。

万が一レンジを外れることがあっても、損切りするのではなく、戻ってくるまでひたすら待つというのが私の戦略のはずでした。

こうした原則に反し、今回私が米ドル円を損切したのにはいくつか理由があります。

米ドルの上昇傾向

米ドル円の日足チャートです。

2021年はずっと上昇傾向にあることが分かると思います。

私の戦略だと売りレンジだったので、新規注文が積み重なるだけでしたね。

マネースクエアの公式動画などでも解説されていますが、米ドル円の最近の値動きは米長期金利と同じ動きをすることが多いです。

つまり、米長期金利が上昇するとドル高・円安となり、米ドル円のチャートも上昇傾向となります。

そしてこの長期金利ですが、しばらく上昇傾向にあるのではないかと推測されています

1/26のFOMC(アメリカの金融政策を決定する会合)にて事実上3月利上げの予告がされました。これを受けて株安・長期金利上昇の傾向は続くと思われます。

私は正直相場は読めませんし、トラリピの手法も、相場を読まなくても良いようにレンジを広く取っています。

たとえ上記のことが本当でも下がるまで待てば良いだけなのでは?と思うかもしれません。

というか運用開始当初、いや、つい数か月前までは私もそう思っていました。

『複数通貨ペアで運用しているから、1つの通貨ペアが利益が出ない局面でも問題ない』と。

そうは言ってられなくなってきたのが【マイナススワップ】の影響です。

マイナススワップが思ったよりキツイ

スワップとは、通貨ペア間の金利差相当額のことであり、ポジションを保有することによって、毎日相当分の『スワップ』が付きます。

スワップがプラス+であれば、ポジションを保有しているだけでお金が少しづつ増えます。
反対に、スワップがマイナス-であれば、ポジションを保有しているだけでお金が少しづつ減ります。
スワップがプラスかマイナスかは、保有している通貨ペアと売りか買いかによって異なります。
米ドル円に関していえば、売りポジションがマイナス、買いポジションがプラスです。

米ドル円の上昇傾向により、売りポジションを大量に持つことになるわけですが、このマイナススワップが侮れませんでした。

2021年3月下旬から米ドル円を開始して、得られた決済益は計7万程度でしたが、積み重なったマイナススワップの額は6万近くありました。

ほぼ決済益と同じくらいです(;^ω^)

以下のスクショは11月のものですが、この時点で他の通貨ペアも含め、マイナススワップが10万円以上あります。

一番酷いもので、1ポジション(0.1万通貨)で7000円弱のマイナススワップが貯まっていました。

流石にそうなると、もしこれから下がって決済したところでトータルマイナスですし、そもそも下がるのを待つ間に貯まるマイナススワップの方が多いということすら、かなりの確率であり得ることになります。

運用開始時にマイナススワップのことを考慮に入れていなかったわけではありませんが、

【全体の決済益の前では取るに足らないもの】としてあまり深く考えていなかったことは事実です。

そして実際、今後もしばらく、おそらく年単位で上昇傾向が続く中、日々マイナススワップで削られていくことに耐えられるか。

答えはNOでした。

トラリピとの付き合い方

正直、トラリピを開始するときに『損切り』については絶対にしないと思っていました。

というのも、私の戦略では”レンジを広く取り、大体どの価格帯にいても決済益を得る”ことを目指していたので、そもそも『損切り』は選択肢にすら入っていなかったのです。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでしたね(;^ω^)

今回のような事態を避けるのに一番良いのは『マイナススワップ通貨を運用しない』ことです。

ただ、その場合取引できる通貨ペアが限られたり、ハーフ&ハーフが使えずに資金効率が悪くなる恐れがあります。

そのため、当分はマイナススワップ通貨ペアの運用も続けていくつもりです。

ただ、今回のことを踏まえ、『マイナススワップ通貨ペアは損切りする可能性がある』ことを念頭に入れて運用を行っていくべきと考えます。

並行して、プラススワップ通貨ペアで安定した土台を作りつつ、マイナススワップ通貨ペアで攻めに出る という運用も個人的にはよさげだと思うので検討していきたいですね(‘ω’)

当たり前ですが、どの投資手法においても、リスクが存在する以上、『絶対』は無いんですね。

今回の損切は良い教訓になりました。(半分強がり(-ω-))

ということで当面は7通貨ペアでの運用が続きます。以上!

ちなみに、米ドルが今後も上昇傾向なら……と少し買いポジを持ってみました。(完全に裁量の域)

さてさてどうなることやら_(:3 」∠)_

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