こんにちは、ひなです。
私は現在『月10万円の不労所得』を目標に、節約・ポイ活・投資(トラリピ)を実践しています。
この『月10万円』という目標なんですが、実は結構珍しい目標なんじゃないかと思っています。
というのも、SNSの投資垢などを見ると、多くの方が『セミリタイア』や『FIRE』を目標にしているからです。
そこで今回は、なぜ私が『セミリタイア』や『FIRE』を目標にしないのかについて、頭の整理も兼ねて文字に起こしてみました。
セミリタイアという憧れ
望まない長時間労働や憂鬱な人間関係から解放されて、自由に楽しく人生を謳歌したい…そんな願望をかなえてくれるセミリタイアというワードは正に憧れです。
ここ数年では、三菱サラリーマンの穂高唯希(@FREETONSHA)さんやトラリピ界で有名な鈴(@semiritaia_suzu)さんなどが若くしてセミリタイアを達成されております。
【セミリタイアを目指す方は必読です】
穂高唯希さんのブログ 『三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた』
鈴さんのブログ 『不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログ』
また、そうした方がSNSやブログ等を通じて身近になることで、”セミリタイア”や”FIRE”を目指す方が増えてきています。
これ自体は、非常に喜ばしいことだと思います。
一方で、”そんなセミリタイア計画で大丈夫?”と思うような、ちょっとセミリタイアを甘く見すぎているんじゃないかという方もちらほら見受けられます。(余計なお世話かもしませんが(;^ω^))
ちなみに、セミリタイアとFIREの違いは以下の通りです。
【セミリタイアとFIREの違い】
セミリタイア…リタイア後も最低限の労働を続けるライフスタイル
FIRE…“Financial Independence Retire Early”の略で、経済的独立をして早期退職をする、という考え方・ライフスタイル
セミリタイアは、”リタイア後の労働の有無”を軸に、FIREは”リタイア時の年齢”を軸にしています。
20代~30代のセミリタイアは”サイドFIRE”とほぼ同義です。
※今回は、サイドFIREも含めた”セミリタイア”に主眼を置いて考えています。
セミリタイアの条件
セミリタイアを達成するための条件は、
生活費<不労所得+最低限の労働による収入
という状態にすることです。
不労所得は、投資による配当金などが一般的です。
最低限の労働は、ブログ収入であったり、社会的つながりを保つためのパート労働などがあげられます。
(※実際にセミリタイア出来る人が時給いくらのパート労働で満足できるのかという疑問はありますが(;^ω^))
生活費を考える
上記に当てはめて考えるときに、
『今の生活費が月15万だから、月10万の不労所得があれば月5万の労働所得で余裕(^^)』
と安易に考える人がいます。…いや、さすがにここまでのはいないかな?(;^ω^) ……いるかもしれません(適当)
特に20代の方は、現状の生活費で安易に計算するのは非常に危険です。
以下のことを自分に問いかけてみてください。
あなたはこの先ずっと同じ生活費で過ごせますか?
資産がいくらになっても生活水準を変えないで生活できますか?
結婚はしますか?子供が出来たら変わってきませんか?
今は結婚しないと思っていてもセミリタイア後に結婚して子供が出来たらどうしますか?もう一度就職できますか?
ある程度人生の道筋が決まってくる40代~50代でのセミリタイアならともかく、20代のうちにセミリタイアを達成したいのなら、上記のことはよく考えておく必要があると思います。
不労所得を考える
当然ですが、不労所得を得るためには、投資元本(=資産)が必要です。
セミリタイアに必要な資産は人によってまちまちであるため一概には言えませんが、最低でも2,500万円以上は必要ではないかと思います。
ちなみに、2,500万円という数値は、最初に紹介した鈴さんがセミリタイアを達成された時の資産です。
しかし、この頃鈴さんはブログ収入で月100万円以上稼いでいたことを補足しておきます。
早期にセミリタイアを目指すのであれば、相応の資産形成が必要になります。
そして、早期の資産形成に最も有効なのは間違いなく”労働”です。
最低限の労働を考える
”セミリタイア後の労働”の王道としては、やはりブログでしょう。
しかしながら、ブログで稼ぐのって結構大変だったりします。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の『アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2020年』によると、
約半数(50%弱)が、アフィリエイトでの収入が月1,000円以下であるという結果が出ています。
(市場調査|アフィリエイトマーケティング協会 (affiliate-marketing.jp))
何も考えずにただ発信していればよいといいうわけではなく、コンテンツ作りや集客など、最早フリーランスとしての能力が求められます。
個人的には、『セミリタイア』という肩書があればある程度の集客は可能だとは思うので、ハードルは下がるとは思いますが、やはり魅力的なコンテンツが無いと長続きはしないですよね(^^♪
20代~30代でセミリタイアを達成するための条件
以上を踏まえ、独断と偏見により、20代~30代でセミリタイアを達成するための条件を考えると、
●独身
●十分な収入(入金力)
●フリーランスとして働ける能力
となります。
正直『独身』はかなりの偏見ですが…(;^ω^)
自分に当てはめて考えてみる
では、実際に私自身に当てはめて考えてみます。
現在の状況
ひなの2021年、現在の状況ですが、こんな感じです。
●29歳
●年収400万円
●妻と二人の子供(0,3歳)
●現在資産約1,000万円
さぁ、どうでしょう。上に書いた条件と見比べてみましょう。
●独身 … × 結婚し、子供がいる
●十分な収入 … × 月に投資に回せるお金は多くない( ;∀;)
●フリーランス能力 … △ 現在当ブログで修行中です。
…現実は厳しいですね( ;∀;)
どうやら私が20代~30代でセミリタイアするのは中々難しいようです。
同様の理由でFIREももっと厳しいですね。
ちなみに、40代~50代でのセミリタイアはどうかという点ですが、これについては正直現段階では分かりません。
下の子が20歳になるとき、私は49歳。少なくともここまでは働くのだろうなという感覚は持っています。
目指すは『月10万円の不労所得』
少なくとも私には”セミリタイア”や”FIRE”を目標に掲げるのは現実的ではないということがわかりました。
ということで、当面は『月10万円の不労所得』を目標にしています。
これは個人的嗜好なのですが、どうしても家を買いたいと思っており、ローンを不労所得で賄えたらなーという思いから『月10万円』としています。
”セミリタイア”や”FIRE”と比べると見劣りする目標ではありますが、個人的には十分ロマンのある目標と思っています(^^♪
皆様も、今一度、自分の目標を見直してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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